こんばんは。7月になって初の投稿です。今日でテストから解放され、いよいよ夏休みが始まります(一部の人は最大30日までテストは続きますが・・・)。
さて、本日24日に東急・東京メトロ・西武・東武の各鉄道会社より一斉にプレスリリースがありました。それは、2012年度から開始される東横線-副都心線方面への直通運転の開始日と運行形態の概要が発表されました。
まず、直通運転開始日は2013年3月16日(土)となりました。これは3月の第3週にあたり、慣例でいけばJRグループのダイヤ改正の日と同じ日になるように配慮されたとみられます。これは、自分でもある程度予想できていました。
次に、直通運転をする区間ですが、こちらも西武池袋線 飯能駅、西武狭山線 西武球場前駅/東武東上線 森林公園駅~副都心線 小竹向原駅/和光市駅~渋谷駅~東横線 横浜駅~みなとみらい線 元町・中華街駅ということで、メトロ・西武・東武からすれば、(副)渋谷駅から東横線方面へと延長する形となります。
そして、注目の運行計画です。見やすくするため、番号をつけて紹介します。ただし、東急とメトロ側を中心に紹介します(西武・東武のリリースには記述が少ないため)。
①副都心線内急行・東横/みなとみらい線内特急の速達電車を日中は15分おきに運行します。西武線内も優等電車で走るかどうかは不明(東武線内は東横線直通開始後も「普通」として運行する見込み)ですが、今のダイヤに当てはめれば、うち2本は西武線内も快速運転をする可能性が高いです。
②東横線のラッシュ時は3分おきに副都心線方面への直通運転を行います。場合によっては各停の新宿三丁目折り返しがありそうです。
③東横線から副都心線へは直通しない(渋谷折り返し)電車が毎時4本運転されます。つまり、従来通り渋谷から「座って帰れる電車」を全ての時間に設定されたことになります。これは、かつて経済誌のインタビューで東急側が『渋谷始発の列車を設定するなどして、この街(渋谷)の魅力アップに寄与するつもりです』と、副都心線方面への直通運転によって渋谷が『通過点』にならないようにする意図もあるようです。なお、平日日中と土休日は4本のうち2本が、平日のラッシュ時の時間帯は4本全てが菊名駅で折り返しすることになります。
④直通運転開始日より、東横線は優等電車(一部を除く)を10両編成で運行します。今の状態で行くと10両編成の電車はメトロ・西武・東武車が中心になりそうです。
以上が副都心線などが関わる運行計画です。
しかし、東急とメトロ側のリリースには、もう一つ重要な一文がありました。それは、現在東横線菊名駅から中目黒駅を介して日比谷線北千住駅まで乗り入れている直通運転を廃止することです。双方のリリースには「廃止」という直接的なフレーズはありませんが、文を読んでいくと「廃止」であることが分かります。かねてから直通運転廃止の噂が絶えませんでしたが、ついに公式発表という形となりました。ダイヤ上では現在の日比谷線直通電車が渋谷折り返しの電車に転換されることになります。
いよいよ開業日が発表されたこともあり、今後直通運転に向けた準備がより進められると思います。当会1年のtmfl君が西武線内で東急車が日中試運転をしていたということをBLOGにも書いてくれましたが、今後も目が離せませんね!
ちなみに、東横線ユーザーの自分にとっては、渋谷始発の電車が残ることは嬉しいのですが、それと引き換えに日比谷線直通が廃止されることは残念な気持ちです。また、未だに副都心線直通対応の改造をしていない「9000系電車」の処遇も、今日のリリースでなんとなく先は見えてきましたが、大いに気になる所です。なお、日比谷線直通廃止については「コラム調」の文で8月頃にまた書きたいと思います。
写真は、7月16日に東横線・元住吉検車区でメトロ10000系の行先表示の試験をしていた中での一コマです(敷地外より撮影)。