2012年7月に投稿された記事の一覧

南行会

 こんばんは。今回は7月26日(日)に行われた「南行会」について書きたいと思います。

 「南行会」とは鉄研のOBの方が主催するもので、模型走行会やその後の食事会を通じてOBと現役メンバーとの懇親を深めることが目的です。ちなみに、「南行」とは模型走行会の会場である、千葉・市川市の南行徳市民センター(目の前を東西線が走ります!)の事を指し、読みは『なんぎょうかい』です。

 模型走行会では、OBの方がセッティングした線路に、部員自らが持参した自慢の模型を走らせていました。また、走行会の最中にはOBの方が学生だった頃の鉄研のお話や、現役メンバーが現在の鉄研の近況を話したり、鉄道関連の話題について議論(?)したりと、密度の濃いものでした。

 南行会は約2か月に1回のペースで定期的に行われています。今回はOB・現役メンバー共に人数が少なかったのですが、機会があればまた参加したいです。

副都心線と東横線・偶然が生んだ珍電車の撮影

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 こんばんは。暑い日が続いていますね。鉄道写真を撮る時も汗が止まりません(笑)。さて、今回は昨日撮影した珍しいものを紹介します。といっても、最初の奴は珍しくは無いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが・・・。

 まず、紹介する前に「前提」となるものを説明しておきましょう。自分はいつ何時(なんどき)でも写真が撮れるように小型デジカメを常に持ち歩いています。これによって例えばまれな行先が出てきた時にすぐ撮影することが出来ます。また、自分は朝にあるアルバイトをしています(この点は6月29日のBLOGにも少し触れています)。以上の点を「前提」としてBLOGを書いていきます。

 長い前置きの後ですが、いよいよ本題に入ります。アルバイト終了後、たまたま副都心線の改札方面に用があったので、渋谷駅へと向かいました。そうすると、副都心線の発車案内の4番目に「試運転」の文字が。「東横線5050系の試運転だ!」と思い、急いで4番線へ。すると、赤とピンクの帯の車両が。やはり東横線5050系でした。とっさに小型デジカメを準備して撮影しました。試運転をやっていたことは知っていましたが、時間は知らなかったので、副都心線の改札方面に用があったからこそ撮れたものでした。

 副都心線内での試運転を撮影後、自宅の方へ帰ろうと、東横線のホームへと行きました。エスカレーターを上がり、正面改札へ向かおうとしたその時、普段昼間は特急が停車している3番線に見慣れぬ電車が停車していました。急いで改札を抜けると、停車していたのは東急線の新型総合検測車、『TOQ i』(7500系)でした。この『TOQ i』は通常2両編成で動きますが、今回は「軌道検測車」と呼ばれるサヤ7590形を挟んだ3両編成で停車していました。ちなみに、サヤ7590形は従来の車両から廃車せずにそのまま使われているため、両先頭車の『TOQ i』とカラーリングが異なっていてすごく目立ちます。行先表示は「試運転」でしたが、7590形が挟まれていることから検測が行われていたと思われます。従来の車両から代わり、今年5月にデビューしましたが、検測をするのは初めてです。ただ、副都心線直通の関係で渋谷駅の現在のホームに『TOQ i』が入線する回数はわずかなため、貴重なものとなりました。

 急きょ、ここからはこの『TOQ i』の追っかけを開始しました。まずは『TOQ i』の先回りをするために、特例で4番線に停車している(普段の4番線は各停の発車ホーム)急行電車に乗り、自由が丘駅へ。急行電車発車後すぐに『TOQ i』が入線しました。側線に停車中の各停が発車する前に撮ることが出来たので、すぐ各停に乗り、ある駅へと向かいます。

 通常ダイヤの合間を縫って運転されるため、通常ダイヤに支障が無いように運転しなければなりません。そのため、自由が丘から先の駅で後発の優等電車を先に行かせる可能性があったのです。そこで元住吉駅で下車。するとすぐに通過線に『TOQ i』が停車しました。ちょっとした撮影タイムにもなりました。その数分後、本来は通過線を通る特急が停車線の線路へ進入し通過しました。本来は停車線の方に『TOQ i』が退避するのが普通ですが、なぜか逆転現象が起きていました。

 その後『TOQ i』は横浜方面へと向かいましたが、あえて横浜方面へは向かわず、元住吉駅で待機しました。上り・渋谷方面へ折り返してくる『TOQ i』を狙うためです。約30分後、再び『TOQ i』が渋谷方面の通過線にやってきました。先ほどの下りでのパターンと同じで、やはり停車線の方を特急が通過していきました。

 ここまでで追っかけはやめましたが、何せ突然の運行だったのでびっくりしました。当然、事前告知はされないので撮影する人は少なかったのですが、珍しい電車に、鉄道に興味のない人も携帯電話で撮影していました。また、渋谷駅では作業員の方が子供向けにカードを配布している姿には感銘を受けました。

 副都心線内の試運転と『TOQ i』の東横線内検測という2つの「偶然」。これで運を使い果たしてしばらくは突発的な珍しい電車や行先を撮影することは無さそうですね(笑)。

 写真は、左から副都心線の渋谷駅、東横線の渋谷駅、元住吉駅での3両編成を強調したもの、元住吉駅での特急退避時のものです。

東横線↔副都心線方面直通運転開始日&概要発表

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 こんばんは。7月になって初の投稿です。今日でテストから解放され、いよいよ夏休みが始まります(一部の人は最大30日までテストは続きますが・・・)。

 さて、本日24日に東急・東京メトロ・西武・東武の各鉄道会社より一斉にプレスリリースがありました。それは、2012年度から開始される東横線-副都心線方面への直通運転の開始日と運行形態の概要が発表されました。

 まず、直通運転開始日は2013年3月16日(土)となりました。これは3月の第3週にあたり、慣例でいけばJRグループのダイヤ改正の日と同じ日になるように配慮されたとみられます。これは、自分でもある程度予想できていました。

 次に、直通運転をする区間ですが、こちらも西武池袋線 飯能駅、西武狭山線 西武球場前駅/東武東上線 森林公園駅~副都心線 小竹向原駅/和光市駅~渋谷駅~東横線 横浜駅~みなとみらい線 元町・中華街駅ということで、メトロ・西武・東武からすれば、(副)渋谷駅から東横線方面へと延長する形となります。

 そして、注目の運行計画です。見やすくするため、番号をつけて紹介します。ただし、東急とメトロ側を中心に紹介します(西武・東武のリリースには記述が少ないため)。

①副都心線内急行・東横/みなとみらい線内特急の速達電車を日中は15分おきに運行します。西武線内も優等電車で走るかどうかは不明(東武線内は東横線直通開始後も「普通」として運行する見込み)ですが、今のダイヤに当てはめれば、うち2本は西武線内も快速運転をする可能性が高いです。

②東横線のラッシュ時は3分おきに副都心線方面への直通運転を行います。場合によっては各停の新宿三丁目折り返しがありそうです。

③東横線から副都心線へは直通しない(渋谷折り返し)電車が毎時4本運転されます。つまり、従来通り渋谷から「座って帰れる電車」を全ての時間に設定されたことになります。これは、かつて経済誌のインタビューで東急側が『渋谷始発の列車を設定するなどして、この街(渋谷)の魅力アップに寄与するつもりです』と、副都心線方面への直通運転によって渋谷が『通過点』にならないようにする意図もあるようです。なお、平日日中と土休日は4本のうち2本が、平日のラッシュ時の時間帯は4本全てが菊名駅で折り返しすることになります。

④直通運転開始日より、東横線は優等電車(一部を除く)を10両編成で運行します。今の状態で行くと10両編成の電車はメトロ・西武・東武車が中心になりそうです。

以上が副都心線などが関わる運行計画です。

 しかし、東急とメトロ側のリリースには、もう一つ重要な一文がありました。それは、現在東横線菊名駅から中目黒駅を介して日比谷線北千住駅まで乗り入れている直通運転を廃止することです。双方のリリースには「廃止」という直接的なフレーズはありませんが、文を読んでいくと「廃止」であることが分かります。かねてから直通運転廃止の噂が絶えませんでしたが、ついに公式発表という形となりました。ダイヤ上では現在の日比谷線直通電車が渋谷折り返しの電車に転換されることになります。

 いよいよ開業日が発表されたこともあり、今後直通運転に向けた準備がより進められると思います。当会1年のtmfl君が西武線内で東急車が日中試運転をしていたということをBLOGにも書いてくれましたが、今後も目が離せませんね!

 ちなみに、東横線ユーザーの自分にとっては、渋谷始発の電車が残ることは嬉しいのですが、それと引き換えに日比谷線直通が廃止されることは残念な気持ちです。また、未だに副都心線直通対応の改造をしていない「9000系電車」の処遇も、今日のリリースでなんとなく先は見えてきましたが、大いに気になる所です。なお、日比谷線直通廃止については「コラム調」の文で8月頃にまた書きたいと思います。

 写真は、7月16日に東横線・元住吉検車区でメトロ10000系の行先表示の試験をしていた中での一コマです(敷地外より撮影)。