あけぼの81号乗車記+α

こんにちは。レタス(tmfl)です。
今回は12月29日から翌30日にかけて運転された「あけぼの81号」の乗車記をお届けします。

「あけぼの81号」は年末の帰省客輸送を目的とした臨時列車であり、久しく寝台特急運用から離れていた秋田車両センター所属の583系6両がその任にあたりました。

JRグループの冬季臨時列車の案内にて「あけぼの81・82号」の運転が発表された際に、自分は「これは何が何でも乗らねば。」と思い、さまざまな方にお願いをして、なんとか寝台特急券を取ることができました。ちなみに、下りの81号の寝台特急券は発売初日の11月29日中には売り切れたというプレミアチケットでした。

運転日付近には日本海沿岸に寒波が押し寄せ、定期の「あけぼの号」が運休になった日もあり、この列車も運転されるか危ぶまれましたが、29日は寒波も緩み、運転はされることとなり、ホッとしながら始発の上野へ向かことになり、途中の山手線鶯谷などには、宇都宮・高崎・常磐線の線路へカメラを向ける方が見られ、ファンにとって583系が上野へ顔を出すことに非常に大きな意味があることを思い知らされ、少し興奮しながら上野へ向かう自分でした。

上野へ着き発車ホームである14番線へ行くと、列車はまだ到着していないのにもかかわらず、乗車定員の倍以上の方がいたように見え、かつその大多数がカメラを構えていて、何とも言えない空気が流れていました。自分はどこか別の駅で落ち着いて撮ることはできるだろうと思い、入線した車両にすぐに乗り込んで荷物を置き、上野に583系がいるという証拠写真程度の軽い撮影をするだけにとどめました。そして発車となり、寝台の小窓から発車の様子を眺めていました。

最初の撮影のチャンスは高崎で、到着したホームの向かい側には115系が停車しており、ノスタルジックな風景を見ることができました。
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115系が停車している側のホームからも撮影をすべきだったと後悔しています…

高崎を過ぎると停車駅(客の乗降を行う駅)が鶴岡までないので、30分近く停車時間のある酒田までは睡眠をとることにしましたが、しっかり眠ることができずに酒田到着時刻となっていました。
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到着すると一斉に車両を飛び出し反対側ホームへ向かう人がちらほら(自分もその一人)。さすがに乗客以外の撮影者はおらず、上野での状況に比べたらよっぽどマシな状態で撮ることができました。

酒田以降の停車駅は停車時間も短かったので、撮影はせずに弘前まで乗りとおし、最後に秋田への回送の発車時のみ撮影。

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こちらが今回乗車したモハネ582-100と寝台特急券。モハネ582はパンタグラフを搭載している関係上、一部の屋根が低くなっています。そのため、通常3段の寝台が1・2番と11~14番だけは2段となっていて、中段は広々とした空間を使用でき、他の中段と同じ値段の5250円で利用できる、お得な寝台があります。

さて、帰省のために「あけぼの81号」が運転されたと先に記述しましたが、Uターンのためにも同編成を用いた「あけぼの82号」も1月3日から4日にかけて運転がされましたが、こちらは81号の時と打って変わって、日本海沿岸部に寒波が押し寄せたときに運転されたため、定時運行とはならず、遅れての運転となりました。
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82号は返却回送を沿線で撮ることだけにしましたが、定時から60分ほど遅れての回送でした。

今回は長々と書かせていただきました。一部におかしな点があるかもしれません…