きょうは、来年3月に相互直通運転を開始する、東横線と副都心線・東武線・西武線の話題です。
副都心線と東武線・西武線の直通は現在も行われていますが、そこに東横線・みなとみらい線が加わるのですから、運用や車両のやりくりなどが複雑極まりないのは想像に難くありません。
そこで、相互直通運転開始前に各社の車両が東横線内で試運転を行っています。以前、6月1日のBLOGでは副都心線・10000系の試運転を、7月24日のBLOGでは西武池袋線内で東横線・5050系4000番台の試運転のレポートをお届けしました。
今回は、東横線内で試運転を行っている東武線と西武線の車両と、東横線で試運転がてら営業運転で使用している(!)東京メトロの車両を取り上げます。
東武線の車両は9000系が、西武線の車両は6000系がそれぞれ東横線内で日中試運転を行っています。日中試運転は今までメトロ車が8両編成で行っていましたが、10両編成の日中試運転はこれが初めてです。途中の元住吉駅では特急電車の通過待ちを行うために、通過線では無くホーム側に停車しますが、8両編成の停車位置に電車が停まったため、8両編成までにしか対応していない駅のホームから電車が2両分はみ出すという珍事も見られました。
試運転終了後、東横線の車庫である元住吉電車区には東武9000系・西武6000系と、東急9000系が並んで留置されていました。副都心線直通を機に処遇が気になる東急9000系。この並びが見られるのも限られてしまうのでしょうか・・・。
試運転の撮影終了後、東横線で試運転がてら営業運転を開始したメトロ10000系を撮影しました。渋谷駅に到着する特急と、折り返しの各停を撮影・乗車しました。来年3月で無くなる地上の渋谷駅に入線するとあって、撮影している人を多く見かけました。車内はモニターや自動放送が不使用だったり、路線図が東横線と副都心線の2種類が共存するといった感じで、とても不思議な感覚でした。しかし、いよいよ直通運転が開始されるんだなという実感も湧いてきました。
沿線住民であることから、東横線を中心に書きましたが、東急の5050系4000番台も、メトロ・東武・西武にそれぞれ貸し出され、実際に営業運転も行っているようです。しかも、運用の関係で有楽町線の新木場まで行くものもあったようです。
今後も東横線と副都心線方面への直通運転開始まで、レポートしていけたらいいなと思います。