駒鉄巡検 in 信州・野尻

告知から遅くなってすみません。ツーオーファイブです。会員間の交流を深めるため、本会の有志13人が集まり、先日レンタカーを使用し信州方面へと出掛けてきました。その模様をお伝えします。

 

日程は8月2日から4日、集合は本会の根城となっている大学会館でした。 各班毎にレンタカーを借り、会館前に並べ記念撮影、ホンダ・フィット4台が並ぶ姿は壮観です。

大学会館前に集うフィットたち。今回私達の足として活躍してくれました。

△大学会館前に集うフィットたち。今回私達の足として活躍してくれました。

11時過ぎに大学を出発、環八通りで練馬ICへと向かいますが早速工事渋滞に巻き込まれました。各班それぞれ裏道を駆使しますが、ICまで2時間以上掛かってしまいました。さらに1台だけ別方向へ進んでしまい、結局十石峠まで別れることに・・・。

関越道に入ってからは快調に進み高坂SAで昼食を、花園ICで降りてからは国道140号線を走り、道の駅龍勢会館で休憩。そこからは国道299号線で山へと分け入り埼玉・群馬県境である志賀坂峠を抜け、上野村の道の駅上野で再度休憩を取りました。

道の駅上野からは国道の道幅が狭くなり、車1台分の幅に。白坂峠よりも険しい群馬・長野県境、十石峠へ攻め入ります。突入前に降水があったこともあり道路のコンディションは悪く、さらに標高が上がるに連れて周囲が白んできました。どうやら雲に入ってしまったようです。ハイビーム&警笛の安全態勢で峠へ上りました。

 

 

雲に包まれた十石峠。運転しましたが、写真以上に見えません。

△雲に包まれた十石峠。ここでは筆者も運転しましたが、写真以上に周囲が見えませんでした。

そして十石峠に到着した我々は真っ白な周囲に「何も見えねぇ」と展望台ではしゃいでいました。すると白い闇の中から、環八の渋滞で別れてしまったフィットが!ここでようやく4台揃ってのドライブとなりました。

峠を降りるとそこは佐久の市街地。佐久南ICから中部横断道へと入り、佐久小諸JCTを経て上信越道に。激しい夕立が我々を襲いながらも高速をひた走り、ようやく宿泊地、駒澤大学野尻寮へ到着しました。寮では晩飯と入浴をとり、夜まで談笑が続いてたようですが筆者は疲れてスヤスヤ・・・・。

 

 

 

 

 

 

長野側からしか向かえない毛無峠。その姿から「グンマー」の入口とも言われています。

△長野側からしか向かえない毛無峠。その姿から「グンマー」の入口とも言われています。

2日目は8時半頃に野尻寮を出発、信濃町ICから小布施SICまで上信越道に乗り、降りてからは県道112号で再び山に分け入りました。

そして到着したのがこちら、毛無峠です。一部の界隈には名の知られた峠で、その姿は異国を感じさせます。特に有名なのがこちらの写真、荒れた道路に大きな「群馬県」と「立入禁止」の看板が目立ちます。峠の群馬側には小串硫黄鉱山の跡地が広がり、高地による強風と合わせて高木の少ない荒涼とした景観を造り出しています。群馬側に残る鉱山跡は立入禁止ですが、長野側に残っている索道跡は気軽に訪れられます。

 

 

 

毛無峠に残る索道跡。風雨雪に耐え、ぶどう色になりながらも、姿を残しています。

△毛無峠に残る索道跡。風雨雪に耐え、ぶどう色になりながらも、姿を残しています。

高所から撮影。左が群馬、右が長野です。

△峠を高所から撮影。左が群馬県、右が長野県です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親不知の海岸で遊ぶ我々。海上にせり出した高速道路が特徴的です。

△親不知の海岸で遊ぶ我々。海上にせり出した高速道路が特徴的です。

峠を後にすると、渋峠や日本国道最高地点を経由しながら国道292号線で麓へ降りました。信州中野ICより再び上信越道に乗り、途中妙高SAで昼食を取りながら北陸道の名立谷浜ICで一般道へ。数時間前まで峠にいた我々の眼前には海に面した港町が広がっていました。道の駅や郵便局を巡りながら、または港町の光景を楽しみながら国道8号をひた進み、ついにもう一つの目的地、親不知に到着しました。

道の駅親不知ピアパークに車を停め、我々は波打ち際で海を眺めたりはしゃいだり・・・。交通の難所でもある親不知の景観は強く印象に残りました。

 

 

 

 

野尻寮への帰りに寄った道の駅小谷。釜炊きご飯と地場食材を使用した夕飯は絶品でした。

△野尻寮への帰りに寄った道の駅小谷。釜炊きご飯と地場食材を使用した夕飯は絶品でした。

親不知で楽しんだ後は少し戻って糸魚川、そこから暴れ川として知られる、姫川に沿う国道148号線で信州へと戻ります。途中に寄った道の駅小谷で夕食と入浴を取ると、もう日は沈んでいました。白馬からは街灯もなく真っ暗な中、国道406号線や県道36号線を経由し、無事野尻寮に到着しました。この帰り道ですが、幅2車線弱はありながらコーナーは多く、さらに狸が出てきたり倒木があったりと、ちょっとスリリングな帰り道でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

信州まつもと空港の展望デッキ。滑走路に飛行機の姿はありませんでした・・・。

△信州まつもと空港の展望デッキ。滑走路に飛行機の姿はありませんでした・・・。

3日目も8時半頃に寮を後にし、一路松本へ向かいます。長野市内からは国道19号線に入り、途中道の駅信州新町で休憩を挟みつつ、晴天の中のんびりとドライブしました。国道沿いに流れる犀川には発電関係の施設が多く、ゆったりとした流れとは好対照でした。

市街地に入ると、道路混雑や予定変更などで各車バラバラになってしまいました。筆者の班は市街地を抜けて信州まつもと空港へ。展望デッキからは松本盆地を囲う山々と青空が綺麗にみられました。

 

 

 

 

 

道路沿いに広がるぶどう畑。袋に包まれた果実がたくさん実っていました。

△道路沿いに広がるぶどう畑。袋に包まれた果実がたくさん実っていました。

空港を後にし、長野道の塩尻ICから高速に乗って諏訪湖SAに到着。他班の車も既に到着していました。初めて見る諏訪湖は、宿泊地近くの野尻湖とは違った、美しい姿をしていました。ここからは、ハイウェイスタンプ巡りや運転手交代などで各車それぞれで休憩を取りながら中央高速で首都圏へと戻りました。途中の談合坂SAは駐車場や商業施設が充実し、まるでショッピングモールにいるようでした。八王子ICで一旦降り、遅めの昼食休憩を取り、そこから都内へと戻りレンタカーを返却。大学に集まり無事解散となりました。筆者の班は首都高速の渋滞に巻き込まれ、大橋JCTをノロノロ・・・。

 

 

 

SAから見た諏訪湖。野尻や松本も含めて、信濃は山々に囲まれているんだなぁ・・・と感じた。

△SAから見た諏訪湖。野尻や松本も含めて、信濃は山々に囲まれているんだなぁ・・・と感じました。

こちらは野尻寮から眺めた野尻湖。綺麗な青空と木々と湖・・・まるで絵のような光景でした。

△こちらは野尻寮から眺めた野尻湖。綺麗な青空と木々と湖・・・まるで絵のような光景でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の巡検は野尻寮を中心に信越地方を駆け巡る、ちょっと慌ただしいものでしたが、内容盛りだくさんのこの巡検を無事に終わらせることができました!また1年から4年まで学年を越えた交流も深まった他、初心者ドライバーの運転技術も向上でき、今後の活動に良い影響が出ることだろうと思います。

Twitterでの告知から丸一か月近くが経ってしまいすみませんでしたが、いかがでしたでしょうか。本会で行われる巡検はこれだけではなく、不定期に様々なものが行われます。こちらのホームページに記事が書かれるものもありますので、そちらも是非お願いします。

 

最後に、今回の巡検では自動車を使用しましたが、全行程を安全運転で行い、無事故で終えました!!

(ツーオーファイブ)