ホリデー快速鎌倉の話題

皆さんこんばんは。KHK1375です。 今回は、土休日を中心に運行されているホリデー快速鎌倉の話題をお届けしようと思います。 ホリデー快速鎌倉は、南越谷と鎌倉を武蔵野線・東海道線・横須賀線経由で結ぶ臨時快速列車です。なお、2011年までは大宮発着で運行されていました。これは、湘南新宿ラインとの差別化を図るための変更と思われます。 長らく豊田車両センターの115系M40編成が使用されてきましたが、2012年の秋季から2013年の春期にかけては、大宮車両センターの183系OM101~OM103編成が使用され、指定席も設けられていました。 しかし、大宮車両センターの183系の使用回数減少に伴い、2013年夏季は再び豊田車両センターの115系M40編成が使用されることになりました。 [caption id="attachment_685" align="alignnone" width="400"]ホリデー快速鎌倉に用いられる115系M40編成。(写真は送り込み回送) ホリデー快速鎌倉に用いられる115系M40編成。(写真は送り込み回送)[/caption] [caption id="attachment_686" align="alignnone" width="400"]181-2 サハ115-319。今となっては非常に貴重な1両である。[/caption] このM40編成は6両編成で、全ての車輛が115系300番台で構成されています。 300番台は、1973(昭和48)年から1977(昭和52)年まで製造されたグループで、当時、輸送改善が急務だった東北本線・高崎線のほか、中央本線に投入されました。シールドビームやユニットサッシの導入など、0番台との相違点は多いです。 M40編成の特筆すべき点としては、300番台では最後の1両となったサハ115形が連結されていることが挙げられます。車番はサハ115-319です。車端部(3位側)に便所が設置されています。 なお、1000番台からは付随車の便所が廃止されたため、便所付きサハは全国の115系の中でも現在はこの1両だけとなります。また、サハ115形自体が、主に国鉄末期に行われた先頭車化改造や2000年代に進行した廃車により、多くが消滅しているため、貴重な存在となっています。 この他にもスカ色に塗装されている唯一のモハ115形が連結されているなど、注目すべき点が多く見られる編成です。 しかしながら、今シーズンを最後に引退という話も持ち上がってきており、今後の処遇が気になるところです。 [caption id="attachment_687" align="alignnone" width="400"]円覚寺前を駆け抜けるM40編成。横須賀線を行くスカ色の電車が見られるのも今夏で最後か。 円覚寺前を駆け抜けるM40編成。横須賀線を行くスカ色の電車が見られるのも今夏で最後か。[/caption] 使用車両の面で注目されているホリデー快速鎌倉。この他にも普段は通らない貨物線を運賃のみで乗車できるなど、話題は欠かせません。皆さんも是非一度乗車してみてはいかがでしょうか。 【撮影地】保土ヶ谷~東戸塚間・北鎌倉駅・円覚寺庭園(白鷺池)