さらばキハ58

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2月も終盤に差し掛かろうとしています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、来月12日にはJRグループでダイヤ改正が行われます。九州新幹線全線開業などの華やかな話題の陰で静かに定期運用を終える車両があります。それがキハ58系です。

キハ58系は、機関車牽引急行列車のスピードアップと居住性の改善を目的として、1961年から1969年にかけて製造されました。最終的な製造両数は1,823両で一時は国鉄在籍気動車の3割を占めたこともありました。そして、キハ58系は無煙化を推進し、全国に気動車急行列車網を築きあげました。

しかし、1970年代以降、幹線電化の著しい進展に伴い、急行列車の電車化、特急格上げが進められ、気動車急行列車はその運用域を狭められていきます。そして、1980年代になると、多くのキハ58系はローカル線の普通列車用に転用されていきます。1987年の民営化では全体の約3分の2である1,198両が承継されました。

JR化後は各地で実情に合わせたさまざまな改造が行われた他、一部の車両はジョイフルトレインに改造されたりもしました。

こうして、全国を駆け巡ったキハ58系でしたが、老朽化や新車投入などにより、次々と引退・廃車されていきました。特に、2005年に問題となったアスベストが当形式にも使われていたこともあり、さらに廃車のスピードが増していきました。その結果、2010年4月には総数が18両にまで減ってしまいました。その後も、8月のJR九州の元トロQ車引退や、11月の岡山地区でのさよなら運転、12月のJR東日本の「こがね」引退や、「あそ1962」引退と続き、来月のダイヤ改正では最後の定期運用であった富山地区での運用からも撤退することとなってしまいました。

車齢的に考えても致し方ない面もありますが、寂しいものがあります。富山地区のキハ58系には、ぜひ、最後まで走り切って欲しいと思います。そして、改正後唯一の現役車となってしまう盛岡の「Kenji」には、永い活躍を祈っております。

長々と失礼しました。それでは、また。